ダイスという考え方
これから先いろいろ論じるのに、ダイスがわかんないと困るので少しまとめておきます。(ダイスってゲームくらいでしか聞かない概念ですけれど、いつ誰が決めたんでしょう。実はちゃんとした数学語だったりしますか?)
ダイスは文字通り“さいころ”を表す言葉で、リネージュのサーバー内部ではランダムにダメージを発生させる時にいくつかのさいころを振って出た目の数でダメージを決めているようです。ダイスは"nDr"(n: さいころの数 r: さいころの目)と表記されるのが一般的です。
n: さいころの数 はそのまんま。振るさいころの数。
r: さいころの目 は1-rまでの目が出るさいころであることを示します。6ならば一般的な1-6までの目が出るさいころです。
従って、2D6と書かれていたら“6面ダイスを2個振る”という意味になります。出る目の最小値は2つとも1が出たとき、1+1=2。最大値は2つとも6になったときで6+6=12です。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
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1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
表を書けばわかりますが、最も出やすい数字は7です。さいころが1つの場合は全ての値が等確率で現れますが、さいころを複数振ると出る値に偏りが生じます。
何個のさいころを振ったとき、どの値がどの確率で出るのかは私もよくわかりません。4個くらいまでだったら表を書いたりして手計算で何とかなりますけど、それ以上は辛いと思います。統計学を学んだ人だとサクッと出せるみたいです。とりあえず最大値、最小値、平均値が出せて、安定性の高い低いが解れば実用上は問題ないと思います。
最後に一つくらい実例を挙げておきます。お相撲さんの相撲部屋さんのヒールに関する資料によればヒールの回復量は。“(回復量) = {1+(alignment/32768)} *(2+MB)D4”の分布に従うそうです。
記事では「さいころの目と数をあわせたもの」を“ダイス”と呼んで区別しましたが、普通“さいころ”って言ったら6面ダイスのことを指すのでしょうか?
投稿者 | CASPAR003 |
投稿時刻 | 10:12 |
カテゴリー | リネージュ |
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記事へのリンク | https://www.caspar003.info/delta/archive/2006/01/20/1012.html |
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