白い物体なんて無いんだ
ここ何日か、建築環境工学の本とか借りてきて日照と照明と明るさ、それと色について読んでます。まだ流し読み段階なので「以上のことは次の○○の式で与えられる」
とか書いてあるところは理解を全部スキップしてなぞってるだけですけれど。
日本における太陽の明るさや空の明るさを近似的に求める式とか、人間が快適に感じる明るさの条件などなど書いてあるらしいことが判明したのでもう少し深く読んでみようかと。
読んでて結構ショックだったのは“世の中に白い物体なんて無い”ということ。鏡や白紙のように比較的反射率の高そうな表面でも実際には入射エネルギーの1割から3割を吸収してしまうようです。例えば白い紙の拡散反射率は (0.75, 0.75, 0.75) くらいらしいです。これじゃ白じゃなくてグレー。
このアプローチが正しいかどうかは全部読んだ上で、Shade上で再現可能かどうかチェックするまでわかりませんが、大域照明の反射係数のプリセット値が0.8になってるのは、感覚的にセットした白 (1.0, 1.0, 1.0) を現実の色に近い扱いにするためなのかもしれないと思ったり。また何か得られたら記事にしようと思います。
投稿者 | CASPAR003 |
投稿時刻 | 22:58 |
カテゴリー | Shade |
コメント | 0 件 |
トラックバック | 0 件 |
記事へのリンク | http://www.caspar003.info/delta/archive/2006/10/06/2258.html |
コメント
- 投稿者
トラックバック
- トラックバック