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ラジオシティの落とし穴

2007年5月20日

ラジオシティの落とし穴

ラジオシティって難しいですね。CASPAR003です。パストレースってあまり失敗しないのにラジオシティーは困ったなぁ。最近でった☆さんがラジオの練習してらっしゃるようで、タイムリーでもあるし、建築人としては興味津々です。

ラジオシティーが上手くいかない原因はいろいろあるけど、今回やってて気がついたのは、シーンを作りすぎると逆に失敗すること。「シーン全体に対して計算を行い、シーンに残っているエネルギーが一定以下になったときに計算をやめる」というところにラジオの限界というか問題があって、極端に明るい部分がエネルギーを無駄づかいしてしまうと暗いところまで十分な精度の計算が行われないことがありますね。

とりあえず建物1つ作ってしまってからカメラを移動して何カットか撮ろうとか思ってると落とし穴です。見えないところも計算してるんだということを肝に銘じてなるべく見えないところを作らないように事前に十分な計画を立てるべき。

とは言っても天窓から日光が差し込むシーンとか作ろうとすると、部屋に入る僅かな光のために膨大な光が外壁に遮られて捨てられてしまうのは避けられないのでして、そこら辺はいかんともし難い大人の事情があるような気がしてます。試してないけど使わない面を裏返しにしといたらもしかして精度上がるかな?

あとはスポットライトの問題かな。レンズもリフレクタも持たないただの円錐形の光源が作る光の模様は気持ち悪すぎる

外観パースなら IBL+パストレ に分があるので、よほどのノイズ嫌いでなければ無理してラジオ用に組む必要は無いかと。格好良くラジオで描けるようになれたらいいな。

投稿者 CASPAR003
投稿時刻 22:13
カテゴリー Shade
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記事へのリンク http://www.caspar003.info/delta/archive/2007/05/20/2213.html
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でった☆

今のところ、練習して気づいた事は「天井や壁は(その他)の『影を落とさない』」これで、天空光が作る影で室内が無駄にくらくならずに済みます。もう一つ「世界は基本的に暗い」ということですね。明るさは露出で調節。仕上がりは色補正。暗いからと光源のパワーをあげていくと、収集がつかなくなります。とは言え、Basicだと自動露光しか無いので、調節はきついかもしれませんね。

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