>>Delta

空気感の雑感

2007年5月29日

空気感の雑感

備忘録。

でった☆さんが「空気感をもっと出したいところですね。」と言っていたのでふと疑問。空気感って何だろう?考えられる効果を上げてみると…

  • 大気分子による散乱(遠景のかすみ)
  • ちりによる散乱と吸収(チンダル現象)
  • 密度や成分の差などが原因の屈折ゆらぎ(陽炎)

空気は関係ないけど空気感には関係しそうな効果として

  • レンズフレア
  • グロー
  • ピンぼけ
  • モーションブラー

あとはGIが強めというかソフトシャドウそのものが地上物っぽい雰囲気を出すので空気感につながるかもしれない。空気感ってやわらかさの一種なのかな。寒色系の空間だと出しにくい気がします。暖色系の間接光が発生するようにセットを作れば出しやすいかも。

かげろうを表現する方法ってあるんだろうか?Photoshopで範囲決めて歪めるのが手っ取り早そうだけど…。

投稿者 CASPAR003
投稿時刻 23:36
カテゴリー Shade
コメント 3 件
トラックバック 0 件
記事へのリンク http://www.caspar003.info/delta/archive/2007/05/29/2336.html
コメント
投稿者
コメント
でった☆

空気感。美術の勉強をしているとき、講師が口にしていた言葉です。平面の絵の中に、たしかに空気が流れるような、そんな空気感を出せ。と。私が思うには、色や光の回り込み具合が、それを表現する重要な要素かと。ラジオの計算だけに頼らずに、材質設定であったり、照明の位置だったり、形状の作り込みだったり、それらを、うまーく融合させたとき、平面の中に、確かに空気感が存在するようになるのであろうと。 ですから、エフェクトで擬似的に、むりやり光を増幅させて回り込んでいるように見せると、比較的簡単に空気感を得られると書いたのです。エフェクトでなく、空気感を出したいというのは、むりやりじゃない融合を描きたいと、まあ、そんな話なわけです。 ですから、たとえば水中のシーンだとしても、空気感というのは求められるわけですね。

CASPAR003

前にもちょろっと描いた気がしますが、私にとってスクリーンは画板よりもフィルムに近いので、ちょっと理屈っぽいですね。

空気感のある“写真”の話をしたつもりなので、そこんところはちょっとでった☆さんの意図を誤解していたかもしれないです。

でった☆

誤解。というと聞こえは悪いですが、単純にアプローチの違いですよね。行き着くところは同じだと思います。わたしはどーしても絵を描くというスタンスになりますから。それゆえに、CASPARさんの検証やご意見は、非常に面白く勉強になります。いつもありがとうございます。

トラックバック
  • トラックバック

ブログ情報

カレンダー
2018年2月
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28
最近のエントリー
最近のコメント
コメントを頂いたエントリー
コメントをくださった方一覧
コピー用紙の裏表
でった☆
CASPAR003
あのー
CASPAR003
amumo
CASPAR003
mariko
kazu
お仕事で青ざめた話
iun
iun
CASPAR003
AcrobatでPDFの一括印刷
Caesar
CASPAR003
Shadeのレンダラー仕様メモ
iun
CASPAR003
ブログ同盟本 C87 3日目 東S-04b
CON$
CASPAR003
Ca3 Post_Effector 2.0
sisioumaru
CASPAR003
sisioumaru
CASPAR003
Shade15について雑感
iun
CASPAR003
iun
色について
iun
CASPAR003
Lv67
iun
CASPAR003
雪まつり行ってきたよ
iun
CASPAR003