すべての場合についてと言う場合
DEMとかの話を聞いていると、理論は簡単で、話を聞くと理解できるけれど、実際にやる人はすごいよね。という話を先生としたことがある。
アルゴリズムの説明において「この条件を満たすように」という場合、全ての場合について、ということが暗黙の前提になっているのだけれど、これが言うほど簡単じゃないのですね。私たちは、全ての場合についてこれを調べるとか、全ての組み合わせでこの処理を実行するなんてのはコンピュータの十八番のような感覚でいるし、いわゆる微分方程式的なこの関係式が常に成り立ちますというのも人間が理解する上では便利な言い回し。ところが、実際に組んでみると全てって何だろう?てなところがとても難しくて、思ったほど容易いことではないことが多いのですね。
「全ての」、と並んで厳しいのが「同時に」系の条件もです。これも、コンピュータで計算する以上は必ず計算順序というものが存在するわけで、条件Aと条件Bを同時に満たすといった条件をいかにして満たすアルゴリズムにするのかというのは、一言で言い切ってしまうにはもったいないほどの奥深さがあるように思うのでした。
投稿者 | CASPAR003 |
投稿時刻 | 00:42 |
カテゴリー | 雑記 |
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記事へのリンク | http://www.caspar003.info/delta/archive/2010/12/21/0042.html |
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