(私の理解で)神社について
ここ数年,神社に行くことが増えたので,浅はかながら,神社についての考え方とか,知っていることとかを書いてみる.たぶんいろいろ間違っているので,資料にはなりません.ちょっと近所の神社に行くときに気にしてみると気分が変わるかも,くらい.
自分で後で見直して「昔はこんな風に理解してたんだな」とか思いたいのでまとめました.「それは間違ってるよ」てのがあったら指摘して頂けると嬉しいです.
神社には○○神社と○○神宮の2種類がある.神宮の方は天皇家と関係のある神様が祀られている.神宮の方が建築形式としてはしっかりしていて,大きな鳥居とか,砂利の敷かれたまっすぐな道とかが整備されている.
○○神社の方も神社庁なる組織で伊勢神宮を頂点とするように統合されていて,○○神宮と機能面で大きな違いはない.
神社の境内に入るときは一礼をする.道を歩くときは道の真ん中には立たない,これは目上の人に道を譲るという習慣があるから.神様の通行を邪魔しないようにという配慮.神社を正面から撮ろうとして道の真ん中に三脚を据えたりするのは無礼.正面は諦めるか,ティルトレンズを持って行こう.
神社の中に小さな神社があることがある.他の神社の出張所なので,以前お世話になった神社を見つけたら挨拶しておこう.
柄杓で水がくめるようになっているところは,手を清めるために使う.物理的に洗うんじゃなくて,清めるという儀式なので間違えないように.作法はまず柄杓を右手でもって左手を清める,柄杓を左手に持ち替えて右手を清める,もう一度右手に持ち替えて左手を清める.これは,清める前の右手で持った柄杓を左手に渡したので,また穢れてしまったみたいな理由による.コンパイルの依存関係みたいでややこしい.最後に残った水を柄の側にこぼして柄杓全体を清めて終了.水を口に含んだりする場合もあるけれど,そっちはよくわからない.
お願い事,お祈りをするときは小銭を賽銭箱に投げ入れたり,鈴のようなものを鳴らしたり,パンパンと手を打ったり(柏手)する.ドアをノックしたり呼び鈴をならすのに相当する手続きで,とにかく音が出ることが重要.これをしないでいきなり用件を言い始めると失礼だし,神様が聞き漏らしたりするらしい.
神様にはそれぞれ専門分野があるので,その神社の神様の専門分野は何か確認しておくと良い.挨拶とか,軽いお願い事なら専門外でも聞いてくれるだろうが,大事なことをお願いするときは,その道のスペシャリストの神様のところに行った方が良いと思う.
神社のおみくじやお守りは商売でやっているのではないので,おみくじを引くのに交換条件として金銭を要求されたりはしない.かといって無料で配ると神社が成り立たないので,おみくじやお守りをくださいと言うと巫女さんから「○○円お納めください」と寄付を求められる.元旦とか忙しい時期でなければ,お金を渡すと「ようこそお参りくださいました」とか言ってもらえるので,こちらも一礼してから去ると気分がよい.
これは特に私の持つイメージなのだけれど,お守りというのは神様から処方された薬のようなものと考える.あれもこれもとお守り漬けになるのは良くない.複数の神社で似たような効果のお守りをもらうのもどうかと思う.
お守りは願いが叶ったり,更新したいなと思ったら神社に持って行くと良い.納める場所が設置されていなくても,「お守りをお返ししたいです」と巫女さんに言えば持って行ってもらえる.
神話では領地を追われたり,兄弟げんかしたりと神様同士の仲が悪いこともあるらしいけれど,基本的には違う神社のお守りを返納しても失礼ではないと思う.旅先で手に入れたお守りとかだと返しに行くのが大変だ.
厄除けとか健康のお守りは,願いが叶ったという区切りがないので,ついだらだらと持っていてしまうが,定期的に「おかげさまで今日も元気です」とかお礼を言って,更新すると良いと思う.
だいたい,自分が神社に行くときに気をつけていることはこんな感じ.
厳密な解釈とか,作法とかはもっときちんとしたのがあるのだけれど,作法はマナーなので,神様を敬う心があればちょっとくらい違っても目くじらたてるものではないと思う.ちゃんとしてれば「信仰が厚いな」という印象を周りに与えられるというくらいで.
投稿者 | CASPAR003 |
投稿時刻 | 22:08 |
カテゴリー | 雑記 |
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