物に宿る心
私が子供の頃のこと,私が遊んだおもちゃを出しっぱなしで放置したり,おもちゃを乱暴に扱ったりすると母親は「そんな風に扱われたらおもちゃが悲しむよ」と言った.古くなったり,壊れたおもちゃを捨てるのを私が渋ったときは「このおもちゃはカスパに楽しく遊んでもらって,役目を全うしたでしょう?お礼を言ってお別れをしなさい」と言っておもちゃを捨てた.
手入れもしないのに物を持っていようとするのは,世話をしないのに動物をつないでおくようなものだ.自分の物として所有するからにはちゃんと扱いなさいと教えられた.
私は,自分の道具には道具の役割を全うして欲しいと思う.私の力が足りずに,道具を十分に使ってやれないときには,道具に対して申し訳ないと思うこともある.
昨日は神社の話をしたけれど,物に宿る心としての神を自然に感じるのは,そういう 家庭環境が合ってのことかなと感じた思い出話.
投稿者 | CASPAR003 |
投稿時刻 | 22:22 |
カテゴリー | 雑記 |
コメント | 0 件 |
トラックバック | 0 件 |
記事へのリンク | http://www.caspar003.info/delta/archive/2011/08/07/2222.html |
コメント
- 投稿者
トラックバック
- トラックバック