Lambda

スイス旅行記2018 1日目 出発

はじめに

もう1年も前,2018年の事であるが,新婚旅行でスイスに行ってきた.良い旅ができたので,ここに旅行記を記したい.

旅には多くの苦労があった.旅の準備を始めようにも,海外旅行自体が初めてだったので,何から手を付けてよいのかまるでわからないところからであった.慣れた国内旅行であれば,目的地だけを決めて出発し,現地合わせで何とかすることもできるが,初めての海外旅行となるとそうはいかない.現地で案内板を読む,駅で切符を買う,飲食店を見つけて食事をする.動作の一つひとつが思い通りに進むとは限らず,場合によっては不可能かもしれない.

旅の計画をする上で,「スイス 旅行記」でヒットした旅行記をいくつか参照した.1日どれだけの範囲を巡り,何を買い,いくら支払ったか,ガイドブックや公式のWebページからは読み取れない現地での過ごし方が書かれており,大いに参考になった.掲載されている現地の写真を見て,出発前の気分も高まったと思う.

私たちも,無事にスイス旅行を終えることができたので,旅行記として知見を還元したい.旅行記は,旅の行程を振り返る1日目~9日目の9編と,旅をする中で得られた知見をまとめた旅のヒント編の10編構成にした.スイス旅行に興味を持つきっかけとして,そして旅の計画の資料として役立てていただければ幸いだ.

自宅 → 成田空港

2018年10月19日(金)17:50.日暮里駅.旅の始まりはスカイライナー55号.指定席を取ってあったのだが,帰宅ラッシュと重なる時間であることを考えると,指定席料金分の価値はあったと思う.車内は大きなカバンを取り回せる広さがあり,快適であった.

京成 スカイライナー 55号

成田空港

18:30.成田空港第二ターミナルに到着.まっすぐエミレーツ航空のカウンターへ.手続きは滞りなく進んだが,機内に持込む手荷物の重量が制限値の7 kgギリギリであった.カメラ機材一式を機内持ち込みにしようとしたのが主な原因.持っていくレンズは厳選すべし.

出発案内には,すでにその日の最終便まで案内が出ており,我々の乗り込むEK 319便の名前もあった.

出発便案内板

出発ゲートをくぐり,手荷物検査場,出国審査場を抜けて出発ロビーへ.出国審査は電子化されており,端末にパスポートをかざし,カメラに顔を見せるだけでゲートが開き日本から放り出される形となった.パスポートはスタンプ帳と聞いていたので,出国スタンプも楽しみにしていたのに.

A380

20:30.成田発ドバイ行きEK 319便.搭乗ゲートまで10分ほど歩き,搭乗する機材とご対面.近くで見るとやはり巨大.この飛行機,エアバスA380は世界最大の旅客機(2018年現在)で,この巨大旅客機に乗るのも旅の目的の一つだ.そんなわけで,写真も気合を入れて撮ったのだけれど,そもそも良いアングルで見える場所が無かった.

エアバスA380 (1)
エアバスA380 (2)

22:00.EK 319便は定刻通り出発.窓はそんなにクリアじゃない.

機内から見た成田空港

エコノミークラスの機内.照明がかなり赤みがかっている以外,座席配置や機内の雰囲気はごく普通.なんかファーストクラスになるとバーカウンターとかシャワーがあるらしいよ.アメニティーグッズとして,アイマスク,耳栓,歯ブラシが入ったポーチが1つもらえる.

機内の様子
アメニティグッズが入ったポーチ

各座席にはモニターが付いており,映画を見たり,地図で現在の大まかな位置を確認できる.いつでもメッカの方角を確認できるチャンネルもあったりして,中東系の航空会社らしさがある.

メッカの方角を表示するモニタ

23:00.1回目の機内食は中華風.スプーンとフォークが金属製なのは地味だが良いサービスだと思う.手に持ったときに程よく重みがあり,食事の満足感も高かった.

機内食

初めての海外旅行ということもあり,日本を出て大陸の上を飛ぶ瞬間を楽しみに待っていたのだけれど,飛行機は成田空港を飛び立ってからずっと本州に沿って西へ西へと進み続け,日本を出る気配をなかなか見せない.機内食を済ませた頃はまだ九州のあたりを飛んでおり,大陸に着くにはまだしばらくかかりそうである.時間も時間なので寝ることにした.

スイス旅行記 2日目に続く.