Lambda

スイス旅行記2018 4日目 ジュネーブ

スイス旅行記 3日目の続き.

CERN

2018年10月22日(月).本日の旅程はご覧の通り.ジュネーブまで往復.

本日の旅程(10月22日)

07:50.早朝からジュネーブ駅(Genève-Cornavin)に向けて出発.一昨日,ベルン入りした時とは別ルート.車窓は相変わらずの美しさ.どこを走ってもずっとこんな調子.

車窓(ヌーシャテル湖)
車窓(ヌーシャテル近郊)

列車内,一つ前の席に座っているのが日本人のご一行で,道中はずっと日本語の雑談を聞いていた.誰々さんの息子が結婚しただとか,あの人はいまどこにいるだとか.スイスで見ず知らずの日本人がここまで接近することも珍しいのでは.

10:10.1日ぶりにコルなヴァン駅に戻り,目指すはCERN.ここでガイドツアーを申し込んである.コルナヴァン駅からCERNへはトラムの18番.停車場の位置がわかりにくく,見つけるのに苦労した.

CERN行きのトラム
CERN駅
受付の建物

11:00.ガイドツアーはだいたい15人くらいの集団.最初の案内で「できるだけ多くの写真を撮ってください」とアナウンスされる.普通は「写真撮影はお控えください」になるところ,気前がいいというか撮られたらまずいところには案内しないというコントロールは適切だと思う.

ガイドツアーの一行
初期の研究に使われたというサイクロトロン

ツアーでは,LHCATLASも見学できる.この日も運転中でLHCは運転中で得られたデータが逐次制御室のモニターに表示されているところを見学した.説明によると,このように毎日運転して衝突のデータを大量に記録するということをしているそうだ.

LHC ATLAS建屋の壁
ATLASの制御室とガイドのお兄さん
ATLASの制御室
物理学の歴史オブジェ

ツアーガイドは研究員のお兄さん.かなり平易な説明をしてくれているようで,高校物理レベルの知識でも,何を言っているかは理解できた.CERNという名前が気になる程度の方でも十分参加できるツアーだと思う.参加者の中には物理学を専攻する大学生らしき人もおり,質疑応答のレベルはそれなりに高かった(筆者はついていけなかった).物理に関しては,幅広いレベル帯で楽しめるスポットだと思う.

同館には常設展示もあり,こちらは特に制限なく見学できる.LHCの実験概要や,実験装置の部品などが展示されている.売店には,定番のLHC関連のグッズのほか,WWW発祥の地関連のグッズも売っている.ツアーに参加せずとも,訪れる価値のある場所だ.

ジュネーブ

15:00.今日はほとんどCERNで終わりなのだけれど,夕方までの少しの時間でジュネーブを観光.

パレ・デ・ナシオン(旧 国際連盟本部)
モン=ブラン橋の国連旗

ささっと回って,撤収.

コルナヴァン駅の駅名標(Genève表示)

21:30.ベルンに戻るとすっかり夜.今夜は,ベルンで過ごす最後の夜だ.名残惜しい.

ベルン旧市街

夕飯はスーパーで買って宿で食べる.スイス式「おにぎり」を発見したため購入.こいつは下から海苔・ごはん・エビとマヨネーズ・ごはん・海苔の順に重ねて作ったライスサンドイッチである.握っていない,それと,米の部分は酢飯.おにぎりの概念とは….それでも,スイスで米を得る機会は大変貴重.

おにぎり
おにぎり(酢飯)

明日はいよいよ,この宿を離れ,移動する.

スイス旅行記 5日目に続く.