【雑記】時間の冷凍室
不思議な夢を見たのでメモ.ストーリー通りに書き起こそうと思ったけれど,あまり面白くならなかったので設定だけ.
気付くと僕は何人かの仲間と共に小さな実験室の前に居た.極低温実験室.小さなプレハブ小屋くらいの大きさのその実験室は,中が冷凍室になっていて,低温環境下で実験をするための施設だった.
その冷凍室は水を凍らせるように時間を凍らせる性質を持っていた.扉を閉めている間,部屋の中では時間は進まない.その部屋が設置されたのはもう何十年か前のことらしかったけれど,いまでも新品ような小綺麗さを保った不思議な部屋だった.中の実験設備はどうみても昭和の品ばかりなのだが.
夢はひょんなことから,その実験室が時間を止めているという仮説と出会い,それを一つ一つ確かめていく謎解き形式だった.
最初は,冷凍室の中で砂時計を返して扉を閉め,しばらく経って扉を開けると,まさにいま返したばかりかのように上半分に砂がたっぷり残っているとか,そんな実験をした.
その後も
- 私が部屋の中に入って10分後に開けるように助手に指示して扉を閉めてもらうと,閉じた直後に再び扉が開き「10分経ちましたけど?」と言われるとか,
- 冷凍室の外から中に置いたレーザー距離計の値を読むことが出来るよう装置を組み,扉を閉めると長さが無限大となり測定できなくなるとか,
色々面白い実験をして,仮説は確信に変わり薄ら寒くなるお話だった.目が覚めたときの感じはよくなかったけれど,SF的には面白い夢だったな.
投稿者 | CASPAR003 |
投稿時刻 | 23:36 |
カテゴリー | 雑記 |
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