【雑記】叱られる
悪いと知っていて何かをする。そのときに叱られるのが一番効く。悪いことを悪いと思ってない相手を叱っても、その場限りにしかならない。
犬を飼ってみて初めて気がつきました。人間はもうちょっと賢いかもしれませんが、基本的には同じだと思います。
【Shade】CornellBoxのその後
昨日のCornellBoxは、面光源を使っているのでレギュレーション違反なのだそうです。CASPAR003です、こんばんは。
となるとShadeでは表面材質で発光させることになりますが…、これはAモデルと同じ理由で殆どお話にならないのでShadeではこれに参加するのは厳しいようです。イラディアンスキャッシュを使って問題に対処している画像もありましたが、ちょっと私の思ってる方向と違ったので深くは追求しません。
そういえば、イラディアンスキャッシュのサンプル点って、通常のパストレースと雰囲気が違いますよね。単純にノイズの部分がなめらかなグラデーションに変わるだけかと思いきや、明るさが違って見える。
試しにシーン全体の平均の色を求めてもやっぱり違う。イラディアンスキャッシュってそういうものでしたっけ?
ついでにCornelBox大会の話。
3DCGソフトを比較するスレ 其の七。Maxwell支持者のGI語りから話が変な方向に流れちゃってますが…。
Maxwellの結果は確かに真面目に計算した結果でしょう、私は試していないので推測ですが、規定通りの設定でレンダリングされたものならば、計算を端折った部分とかは無いと思います。実用性云々は別として、リファレンスとして使う価値はあると思う。箱を現実に再現できたとしたらMaxwellの絵はかなり近いんじゃない?という意味で。
物理ベースのレイトレーシングレンダラーだと反射率100%の面でエネルギーが全く減らないので収束は非常に遅くなるし、「自然だ」と思える程度と比べると間接光が強めに出ます。遅いとか明るすぎるとかいうものの一部はここから来ている。
先ほど箱を現実に再現できたらと書きましたが、現実の物体はかなり白く見えてもせいぜい8割か9割くらいの光しか再放射しないので。設定がそもそも現実ではあり得ない設定になっているという目で見る必要はありますよ。
全体の印象としてはどこのレンダラーも似たり寄ったりかな、という感じがしました。早さを求める人には不評のShadeも、出てくる画像の質ではそんなに印象は悪くなかったです。私はShadeで一晩寝かせても平気なので。
あと、物理レンダラースキーの間では「レンダリングには正解があり、より速く正解にたどり着けるものが良い」という共通認識があると思っていますが、アーティストな人たちは正解とか物理的に云々というより「絵を描くための道具として手に馴染むものが良い」みたいな認識があって、面白いなぁと思います。単に遅すぎて嫌われているだけかと思いきや、結果が写実的だからといって必ずしも好まれるというわけでも無いようで。