Shadeでマテリアルエラッタ置き場
C87で頒布した『Shadeでマテリアル』のエラッタ置き場です.
表面材質ファイル
本書で紹介したマテリアルファイルです.Shade内で材質設定を確認するのにご使用ください.
- shade_de_material.zip (zip形式/10MB)
エラッタ
今になって見直してみると色々回りくどい書き方をしているものだと思い知らされます.最新の技法はおいおい紹介していくとして,明らかな間違いと,データの差し替えで対処できそうな所はお知らせします.
p.5 表1 材料の反射特性
表1の値を以下のように修正します.
新旧で銅の色を比較した図.微妙な差ですが.
初版では以前はCIE等色関数の原色の波長(700.0nm, 546.1nm, 435.8nm)を使っていました.シリコンスタジオの川瀬さんの教え[er1]に従って,規準波長を(614.5nm, 532.5nm, 467.5nm)に差し替えて計算しています.
参考までに値の計算方法を紹介すると,p.4の(1)式nのところに複素数n+ikを代入して計算しています.nkデータはreflactive index.infoさんで得られます.
Physics and Math of Shading[er2]に引用されているRGB値とはまだ異なっているので,今後何か修正すべき点が見つかるかもしれません.nkデータから数値を推定する一つの方法と思っていただければ幸いです.
p.9 図9 Shadeのフレネル値fとフレネル係数F0の関係
p.8脚注で計算式が知りたいとコメントしましたが,判りましたので掲載します.
フレネル係数F0は,Shade内のフレネル値fから以下の式で計算します.
理論値とShade上の実測値は完全に一致します.
F0の式は本文p.4の(1)式と同型で,想定する屈折率nにn=1/f**2が代入されています.
追加の参考文献
- [er1] 川瀬正樹.教科書に載らない光学 ~魅力ある絵作りのために知っておきたい色光学豆知識~.CEDEC 2010.
- [er2] Naty Hoffman. Physics and Math of Shading (Note). SIGGRAPH 2012. URI: http://blog.selfshadow.com/publications/s2012-shading-course/
投稿者 | CASPAR003 |
投稿時刻 | 15:01 |
カテゴリー | Shade |
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記事へのリンク | http://www.caspar003.info/delta/archive/2014/12/07/1501.html |
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