【Shade】イラディアンスキャッシュの課題
CGWORLD の6-7月号の Technical Frontier が面白かった。『GIの計算結果を補完する イラディアンス・キャッシング』というテーマ。
6月号が、レンダリング方程式から入ってラジオシティー法とモンテカルロレイトレーシング(MCRT)法のこと。そして、イラディアンスキャッシングの考え方。
7月号が、イラディアンスキャッシングの計算法の概略と、近似の計算精度を改善したイラディアンスグラディエントの考え方まで。
特に7月号はイラディアンスキャッシュではどういう近似を行って、その時どんな情報が失われているのかを解説する内容を含むので実際にレンダリングをするときにも役立ちそうな情報が結構あります。
課題の部分、要点だけ書くと
- 表面の形状や近傍の様子については評価するけれども、どの方向から光が来ているかといった周囲の情報は評価していない。
そこから
- 間接光が影を作っているようなシーンは苦手。
- IBLとの相性は良くない。
みたいな特徴が見えてきます。例えばどんなシーンかっていうと前に書いたイラディアンスキャッシュ比較みたいな。Shadeにもイラディアンスグラディエント実装plz。
投稿者 | CASPAR003 |
投稿時刻 | 20:15 |
カテゴリー | Shade |
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記事へのリンク | https://www.caspar003.info/delta/archive/2007/05/31/2015.html |