フレネル実験の補足
先日書いたフレネル効果の実験
- 90度のときの反射率を反射率スライダに入力する。
- 0度のときの反射率が正しくなるようにグラフを見てフレネル値をセットする。
が良いのではないか。とまとめたのですが「意味わかんないよ」
というお言葉を頂いたので、もうちょい詳しく私の考えなんかを説明してみようと思います。
Shadeのフレネル効果は擬似的なもので、全ての場合において物理的に正しい結果を得ることはほぼ不可能です。前回の実験で、フレネルによる反射率は角度に対して単調増加(グラフは横軸を反転してあるので減少に見えますが。)であることがわかっています。(グラフを参照)
そこで、
- 0度のときと90度のときの反射率だけでも正しい値を設定してやることができれば、他の角度の反射率は常にその間にあると言えるので、正しくはなくても突拍子もない値になってしまうことは避けられるだろう。
というのが私の提案です。
具体的な手順としては、まず90度での反射率を決めます。これは、反射率スライダの設定値と等しいので、フレネルは無視して反射率スライダをセットします。ちなみに、90度でのフレネル反射は全反射なので、通常は1になります。
次に
このグラフを見て、0度のときの反射率が正しくなるように、フレネルの強さを決めます。
もし、反射率スライダに1以外の値をセットした場合は、その値に応じてグラフを読み替えます。実験してないんですけど、おそらく1のときのグラフが下に押し縮めたように変形するだけだと思います。反射率が0.7で、0度のとき0.1の反射が欲しいなら、
- (1.0 / 0.7) * 0.1 = 0.1429
ですので、グラフで反射率0.14の辺りのフレネル値、0.68くらいにセットすればいいはずです。
と、まあこんな具合にフレネル値をセットしてみてはどうかな。という提案でした。実際やってみると反射率1.0ではちょっときつい感じがするんですけどどうなんでしょう?どっか間違ってるのかしら。
投稿者 | CASPAR003 |
投稿時刻 | 22:12 |
カテゴリー | Shade |
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記事へのリンク | http://www.caspar003.info/delta/archive/2006/09/07/2212.html |
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