戻るリンクの正しい作り方
Webページの“戻る”リンクに javascript:history.back() と指定してあることが結構あって、検索でたどり着いてその“戻る”ボタン以外に選択肢がなくて困るということがよくあります。
CSSの絶対配置やblinkタグなどと並んでダメWebページ論の古典みたいなものです。相対URIの概念がわからなくてもコピペしとけばそれなりに動作するから「なんだかわからないけど便利なタグ」扱いされてるんでしょう。
私も、 javascript:history.back() なんかやめて欲しいと思っている1人なのですけれど、よくよく考えると、この“戻る”ボタン、動作自体は正しいんですよね。Googleから来て“戻る”と書いてあるリンクをクリックしたら見ず知らずのトップページに飛ばされた、となったらその方がよっぽど不自然です。だから“戻る”リンクに javascript:history.back() を当ててあること自体は問題じゃない。
問題なのは、この“戻る”という言葉が HERE症候群 に該当するということの方。“戻る”ではなくてもっと具体的に“目次”とか“2章へ戻る”(そもそもリンクが動詞になっているのも不適切なのだけれど)とかいうリンクが付いているのが最も良い状態だと思うわけです。
- 閲覧者のための最低限のナビゲーションは提供されるべき。
- javascript:history.back() は最低限のナビゲーションとはなり得ない。
- “戻る”という表記はナビゲーションリンクに不適切。
<a href="javascript:history.back()">戻る</a> はいろんな意味で問題のあるリンクのしかただと思います。
投稿者 | CASPAR003 |
投稿時刻 | 13:01 |
カテゴリー | 主張 |
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記事へのリンク | https://www.caspar003.info/delta/archive/2007/03/29/1301.html |
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