ca3_blackbodyradiation
ca3_blackbodyradiation を公開しました。黒体放射光の色を計算してオブジェクトに適用します。
すごく簡単な説明。
物体は熱すると光を放ちます。赤熱した鉄の光とか、ろうそくの炎の色とか。電球もフィラメントが熱によって発光しています。物体が熱運動によって放射する光の成分は、温度によってだいたい決まっています。
どんな光が目にはいると何色に見えるのかもだいたい決まっています。
ca3_blackbodyradiation は光源の温度を元にその光源が何色の光を放っているように見えるかを計算するスクリプトです。
ちなみに、真っ暗闇の中である光を見たときに何色に見えるのかは比較的簡単に決まるのですが、人間にはずっと電球の光の下にいると、電球の光が白く見えるようになる(目が慣れる)性質があるため、実際に色を確定するには、目が今どんな光を白と認識しているかも決めてやる必要があります。カメラで言うとホワイトバランスってやつです。
ca3_blackbodyradiation では、この白に見える温度をフィルムの色温度と呼んでいます。
簡単な説明おわり。
んで、使うとどんな風になるのかというと
こんな感じです。説明書き(緑文字)は「(フィルム色温度)温度 どんな物の温度か」。
ちなみに DVD ケースがスクリプトのデモとして適当であったかについては問いただしてはいけない規則になっています。
フィルム色温度だけは科学的な根拠なしに、とりあえず目的の温度が白になるように色座標を実数倍して調節したのでもしかしたら間違っているかもしれない。僕としてはかなり現実の感覚と一致している手応えがあるのですが。
こういうの作って公開するのは良いんだけど、スクリプト検索CGIとかに登録するのは何となく怖いです。いわゆる人間の操作を楽にする孫の手ツールの類ってのは予定された動作が得られればそれで良いんですけど、私がやってるのはシミュレーション寄りのツールなので本当にこれが現実と一致しているのか今ひとつ自信がない。公に出て行ってまで自分のツールの宣伝をするのが何となく怖いです。踏ん切りついたら公開しようとは思ってはいるけど…。
本当は、W数から明るさを求める機能も付けたかったんですけど、また少しお勉強してからでないと実装できそうにないのでとりあえずここで公開。
MiniDiary
スコーン
ニコニコでやってるの見て、スコーンを焼いてみた。結構美味いです。
延期
今日こそはリトバスやるぞ!って思ってたのに、スクリプトの説明書きとか作ってたら簡単に1時間とか経ってしまう…。
投稿者 | CASPAR003 |
投稿時刻 | 22:04 |
カテゴリー | Shade |
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記事へのリンク | http://www.caspar003.info/delta/archive/2007/10/14/2204.html |
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- でった☆
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