粗さで疑似拡散反射
昨日あたりからまた某所に途中経過を垂れ流しておりましたが,ShadeのBRDFの分析をしておりました.CASPAR003です,こんばんは.
研究の結果,反射と粗さのパラメータだけで疑似拡散反射をモデル化することに成功しました....何に使うんだこれ.
粗さが1.0のとき,先端が40度に開いた円錐状の範囲にレイが分散する仕様でしたので,後方散乱も含めた360度の反射を実現するには,粗さを9.0にしてやればよろしいです.これで360度にレイが分散しますが,ローブを作る際には自己遮蔽になる180度分は除いて正規化されるので,実際には表に見えている180度の半球方向へレイが分散します.ただし,入射角に対する指向性が残るため,粗さスライダをどんなにいじっても完全なランバート面にはなりません.疑似拡散反射です.
フォトリアルCGのための,Shadeマテリアル調整のコツをつかみたくて,BRDFの分析とかからやっています.まだまだ未知の部分が多いですが,体系化したまとめを作る構想なので,生暖かく見守って頂ければ.
MiniDiary
結構手間がかかるもので
実験モデルを考えたり,計測用のスクリプト書いたりで結構時間かかるんですよねぇ.
投稿者 | CASPAR003 |
投稿時刻 | 22:34 |
カテゴリー | Shade |
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記事へのリンク | http://www.caspar003.info/delta/archive/2014/06/08/2234.html |
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