Ca3 Post_Effector 2.0
Shade用のスクリプトca3 post effectorを書きました.CASPAR003です,こんばんは.初公開ですがversion 2.0です.一度完成させた後に大幅に機能追加を行ったので.
- ca3_post_effector_2.0.zip (zip, 55KB)
これを
こんな感じに仕上げることができるスクリプト群で,レンダリングウィンドウの画像に対してポストエフェクトをかけます.Shade上ではウィジェットとして動作します.
以下に,実装している機能を簡単に紹介します
ホワイトバランス補正
カメラのホワイトバランス設定に相当する色変換フィルタです.
周辺光量落ち
カメラ内部でレンズを通してセンサー(フィルム)上につくられる像は,コサイン4乗則の影響を受けて光軸付近が最も明るく,周辺が暗くなります.周辺光量落ちフィルタではこの効果をシミュレートします.
最近のデジタルカメラではデフォルトで補正されてしまう効果なので,ない方がかえって写真ぽかったりもするかもしれませんが.
絞り回折
電球のフィラメントや,ハイライト周辺などで光がにじむ効果をシミュレートするフィルタです.グローエフェクタの親戚だと思ってもらえればだいたいあっています.
Aperture diffraction(Lens diffraction)という効果を実装しています.
トーンマッピング
ガンマ補正
Shade標準のガンマ補正と同じ機能です.
どれも物理レンダリング向けの機能として実装しており,リニア空間でレンダリングしたあとにca3 post effectorでトーンマッピングとガンマ補正をかけて仕上げるというフローを想定しています.
何か不明な点があればコメントかメールで質問をお受けします.バグや不審な挙動を発見された場合も教えて頂けますと幸いです.ホワイトバランスとかトーンマッピングはShade界では目新しい機能ですし,とりあえず遊んでみてください.面白いと思うので.
投稿者 | CASPAR003 |
投稿時刻 | 22:40 |
カテゴリー | Shade |
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記事へのリンク | http://www.caspar003.info/delta/archive/2014/08/12/2240.html |
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